ATOLS/MIKU 6

翻訳・校閲日落ChatGPT

推薦者:湍流

ATOLS_MIKU 6 ジャケット

2025.06.18
33m 10s

「ATOLS/MIKU」シリーズの6枚目で、ATOLSは初めてジャケットの基調に暖色を選んだ。これまでの冷たく機械的な質感を脱ぎ捨てたかのようだ。音楽の面でも、『ATOLS/MIKU 6』は、このシリーズでもっとも温かみのある一枚かもしれない。

序曲の「波の花」から、日本の伝統楽器の音が水のように流れ、上へと伸びていくフレーズに、生命の動きが感じられる。「めらめら」などには、近年のATOLSが好んで使うビートの特徴がよく表れている。安定しながらも強弱の幅が大きく、耳に残りやすい。その性質は、彼のアルバムによく漂う「祭り」の感覚とも、ある程度通じている。ただ、私がこのアルバムで本当に祭りらしさを感じるのは、むしろ「七変化」のように細かく刻んだビートを多用する曲だ。まずビートで感情を一気に押し進め、その後、声楽の重唱で神聖な雰囲気を与える。ここは、アルバムのなかでもとりわけ好きな部分だ。最後の「孔雀」は、冒頭に呼応するように、日本の伝統楽器と力強い打ち込みビートを再び組み合わせる。花火大会が終わり、帰り道の小径を歩いているような気分になる。