合成音声は、道具であり、メディアであり、プラットフォームでもある。この概念をめぐる創作から独自の音楽シーンが生まれたが、そこに共通する一つの気質やスタイルがあるわけではない。そのため、このシーンで一年間に発表された優れたアルバムを探すと、独特で新鮮な、思いがけない作品が次々と見つかる。
この欄で紹介するアルバムは、すべて2025年に発表されたものだ。企画はその年末に始まったものの、何度か延期され、刊行時には2026年もすでに大半が過ぎていた。それでも、よい音楽は時間がたっても色あせない。私たちはこれらの作品を、皆さんに届けたいと思う。
ここでいう「評介」は、アルバムの背景を紹介し、音楽そのものを批評することを指す。その両方を通じて、読者が作品を探っていくための道筋を示したい。ただ、アルバム評は決して客観的なものではない。評者の聴いてきた音楽や個人の好みが、おのずとそこに含まれる。私たちはそのことを隠さない。
『声镜(ボカガミ)』が一つの窓となり、聴かれるに値するこれらの音を、より多くの聴き手に届けられればと思う。紙幅にも、私たちが聴いてきた範囲にも限りがあり、まだ見いだせていない優れたアルバムも多いはずだ。埋もれた名作に心当たりがあれば、ぜひ編集部や読者と分かち合ってほしい。
音楽を掘り出す人。
花澪·凯希尔です。どうぞよろしく!
性別は天使。
いつでも「私は誰か?」という問いに、大まじめに答える人。
あれこれ考えたり、姜撞奶(生姜ミルクプリン)を食べたり。
音楽が好きな、野うさぎのボカロP。
さまよい、嘆く。その数を、もはや知らず。
かなり悪い人。
アジア太平洋地域で、最も付き合う価値のある犬獣人。