「非对称集(非対称集)」は、云南山歌研究会が主催する投稿企画で、主に中国のクリエイターから、通常とは異なるリズムを使う合成音声作品を募っている。半年に一度開かれ、本号の刊行時点では、第3回の「非对称集(非対称集)2026夏」が終わって間もない。規模は、小さくても質の高いものを保ってきた。有効な参加作品は、2025年が25作、2026冬が22作、2026夏が31作だった。
非对称集(非対称集)は、さまざまな非対称リズムの手法を軸とした音楽制作を勧める。それらを意識的に使うことで、制作者は同じ深さの思考を通じて、ほかの新たな音楽実践にも気づく。変則拍子と合成音声という専門領域に焦点を当てる、中国国内では数少ない創作イベントとして、非对称集(非対称集)は制作者の実験への熱意と、深い交流を育む良好な雰囲気を、聴き手にまとめて届けてきた。質の高い楽曲を数多く生み出すだけでなく、記念アルバムの発売、制作談や楽評の募集などを通じて影響を広げ、中国の合成音声音楽の創作環境に新たな活力をもたらしている。
以下に掲載するのは、主催チームの一員である神遛儿(s62)が、2026冬の自身の5選に寄せた音楽評である。