ダルマの放浪者

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文:s62

达摩流浪者/ダルマの放浪者 楽曲画像

即興とビート・ムーヴメントの精神が息づく大作だ。身体と感性的直観に従って動く音楽である。聴く前に凯鲁亚克(ケルアック)らの作品や、彼らに寒山の詩が与えた影響を少し知っておくと、さらに聴き取れるものがあるだろう。映像にも実験的な要素がある。実を言うと、高校時代の私は毎日ギンズバーグ全集を繰り返し読み、心が動くと突然外へ出て、夕焼けの中をひたすら歩きながら詩を書いていた。

主催者が選ぶ五曲に入れたものの、正直、この曲の楽評はどこから書けばよいのかわからない。曲の真摯さは、起伏を重ねながら続く構成だけでなく、作者のビート文学への深い理解と個人的な体験が密接に結びついている点にもある。この厚みには語れることが多いはずだ。だが、曲が聴き手に直接もたらす感覚に忠実であろうとすると、結局は言葉にできないと感じてしまう。作者自身に、制作についてもっと語ってほしいと強く思う。